エクリで出版してきた書籍は、どの本も企画段階から完成まで、長い時間がかけてきました。 「みどりのみち ひかりのはな」も発案は十数年前です。
間もなくエクリから上梓する書籍の印刷立ち合い中。
2024年は、私たち夫婦が営む出版社「エクリ」が30周年、そして自宅の図書室「木林文庫」が10周年を迎える、節目の年でした。この大きな節目と、私たちの結婚50周年を記念して、一ヶ月ほどフランスを旅してきました。エクリの原点とも言えるフランスの地を巡る時間は、これまでの歩みを振り返る大切なひととときとなりました。
出版活動を始めたのが約二十年前になります。しばらくは「木林文庫」という活動をしていたわけではありませんでしたが、何冊目かに長田弘さんの詩と、樹だけを描いている日高理恵子さんの絵を合わせた『空と樹と』という本を作りました。これが、木に関わる本を作っていく最初のきっかけとなりました。
木林文庫は、単に本を閲覧するだけの場所ではなく、時には「木林座」として映画会を開いたり、「木林バー」としてお酒を楽しんだり、あるいは「木林食堂」として料理教室を開いたりと、様々な試みを行ってきました。過去には中東料理のタジンやカレーの教室を開催したこともあり、本をきっかけに人が集まる場としての可能性を広げています。