ポプラの秋
湯本香樹実 新潮社 1997
『ポプラの秋』は湯本香樹実の小説。少女とお婆さんものとなれば、すべてはお婆さんの造形、存在感にかかってくる。「千と千尋の神隠し」の湯婆婆や『西の魔女が死んだ』(梨木香歩著)のおばあさんのように、それぞれの流儀で少女たちに生きていくためのエクササイズを施すのだ。『ポプラの秋』のお助け婆さんは、ポパイのように顎のしゃくれた取っ付きの恐ろしげな、心優しいポプラ荘の大家さん。

魔女と森の友だち
湯本香樹実 2007
『魔女と森の友だち』の魔女は鼻が鷲鼻で、水木しげるさんの絵に似ています。でも絵を描いているのはささめやゆきさんで、少しユーモラス。怖いというよりユーモラスです。