作っているのはエルメス財団です。「知ること 作ること」という総タイトルのシリーズで、これが第一冊目。この後に『土』が出ています。原題は le bois、つまり「木」ですね。
図版が豊富で、いろんな方面から木について書かれています。木目についても書いてあるし、著者は一人ではなくて、藤森さんのような日本人もいれば、Dubois や Guidot といったフランス人もいる。内藤礼さん、パリ工芸博物館、仏像について、それに食もある。小泉武夫さんは発酵学の方ですね。木は皿にも使うので、食の道具という括りで入ってくる。
手業と物作り、芸術、科学、哲学、歴史。こういうふうに一つのものにいろんな方面から光を当てる本は面白いですね。著者がジャンルごとに様々だから、いろんな知見があって興味深い。