グリム童話には食料危機の時の話が多いのですが、この本はその後のナチスのところまで、食料危機と結びつけています。
飢えるということはそんなに昔の話ではなくて、食料危機はもう間近にあるし、これからどうなるかも分からない。今そこにあるわけですから、昔の物語ではないんです。子どもを捨てるという話もあるし、逆にお年寄りを捨てる姥捨もある。デンデラ野といって、働けなくなった老人を集めて、食べ物はあげないけれど自分たちはなんとか食べて少しでも生き延びる、という場所もありました。
木林文庫チャンネル「世界の怖い森の本」
