鈴木祐丞 未知谷 2025年

わりと最近入ってきた本です。著者の鈴木さんは専門が哲学の研究で、それもウィトゲンシュタインとキェルケゴール。私はどちらも難しすぎて退散してしまいました。その専門家が、哲学については全然書かずに小説を書いている。総題が『木』で、「杉」と「ブナ」という小説が入っています。

館長第56回 4:47

「杉」なんかは、昔の中学高校の仲間が集まってあれこれ無駄話をするような話で、彼の専門とはまったく関係がない。著者が何の専門家か知らないで読むと、ごくごく普通の、淡々とした小説という感じです。その落差が不思議だなと思いました。

館長第56回 5:43