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ロス・マクドナルド

5冊

そのほか

ウィチャリー家の女

ウィチャリー家の女The Wycherly Woman

ロス・マクドナルド 早川書房 1961

『ウィチャリー家の女』は本当に面白かった。——君に力を貸してもらえれば探し出せるさ。青年は驚いた顔をした。どうも物事にすぐ驚く性質であるらしい。——この一言でその青年がどういう性格かが分かる。

さむけ

さむけThe Chill

ロス・マクドナルド 早川書房 1964

ロス・マクドナルドを読むようになったのは、シナリオ学校の田村孟さんに言われたからです。私のシナリオを読んだ田村さんが、フォークナーを読めと言い、同時に、フォークナーが『アブサロム、アブサロム!』の中で「is は was の総体である」——現在は過去の集積である——と書いている、それがロスマクのミステリーにはそういう書き方で出ているから読んでみなさい、と。読んでみたら確かに面白くて、チェーンスモーカーならぬチェーンリーディングという感じで次々に読みました。

ドルの向こう側

ドルの向こう側The Far Side of the Dollar

ロス・マクドナルド 早川書房 1965

ロス・マクドナルドのファンなら誰もが挙げるベスト3——『さむけ』『ドルの向こう側』『ウィチャリー家の女』——の一冊です。木林文庫には七冊が残っています。数年前から断捨離をしていて、ミステリーもSFもほとんど処分したのですが、ロス・マクドナルドだけは残してあります。

一瞬の敵

一瞬の敵The Instant Enemy

ロス・マクドナルド 早川書房 1968

ロス・マクドナルドのベスト3(『さむけ』『ドルの向こう側』『ウィチャリー家の女』)の次の3として挙げられることが多い一冊で、今回初めて読みました。ただ残念ながら、私には人間関係がゴタつきすぎていて読みづらかった。推理小説はそういうものですが、それにしても、と。登場人物の一覧に何度も戻りました。ロシア文学は平気だったのですが。

地中の男

地中の男The Underground Man

ロス・マクドナルド 早川書房 1971

ロス・マクドナルドを読むようになったのは、シナリオ学校の時の田村孟さんに勧められたのがきっかけです。ハヤカワ・ミステリで最初に読んだのがこの『地中の男』で、ここから続けざまに読み続けました。