これは本当に面白かった。——君に力を貸してもらえれば探し出せるさ。青年は驚いた顔をした。どうも物事にすぐ驚く性質であるらしい。——この一言でその青年がどういう性格かが分かる。
——この酒場から、ハシエンダ委員から、ミセス・ウィチャリーから逃げ出してしまいたいとも感じた。この女は誰かの身に乗り移ろうと構えているトラブルそのものなのだ。——たった二行です。お金はあるのかと聞いて金包みを出す場面では、——サイでも喉につっかえそうな程大きな包みなのだ。——なかなか書けません。
——時間は病んででもいるようにゆっくりと動いていった。ソーンとロイヤルは顔を見合わせた。それから夜が明けていくような表情で私の顔を見た。——「夜が明けていくような表情」。そして——こんな時間は私がわざわざ選んだんじゃないと私は言った。時間の方で私を駆り出したんです。——
——時々私は小さな台所を覗いた。流しの上には紙の皿に乗せて、ピンク色の中身をさらけ出した食べ残しのハンバーガーがあった。ハンバーガーの影からアブラムシが私を見つめている。こいつがハンバーガーを半分食べたのかと思われるほど巨大なアブラムシである。私はそいつを拳銃で撃ちはしなかった。——
