ベスト3の次の3として挙げられることが多い一冊で、今回初めて読みました。ただ残念ながら、私には人間関係がゴタつきすぎていて読みづらかった。推理小説はそういうものですが、それにしても、と。登場人物の一覧に何度も戻りました。ロシア文学は平気だったのですが。
この本にはクレーの話が出てきます。——立ってクレーの絵を観ていると、その絵がのし掛かってくるように思えた。男は迷路の中にいる。迷路は男の中にある。——確かにクレーにはこういう絵があるだろうと思いました。ロスマクは音楽の話は書きませんが、絵の話は時々出てきます。ココシュカの名前も出てくるくらいですから、好きだったのでしょう。
