フィネガンズ・ウェイク
ジェイムズ・ジョイス
私が読んでいるアリスの翻訳は柳瀬尚紀さんのものです。柳瀬さんには、広報誌「えるふ」で河合隼雄さんと対談していただいたことがあります。特集が翻訳で、ちょうど柳瀬さんがジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』を翻訳中だったので、その話が中心でした。アイルランドの話で、河合先生もちょうどアイルランドを旅された後だったので。

鏡の国のアリス
ルイス・キャロル 筑摩書房
『鏡の国のアリス』にはトゥイードルディーとトゥイードルダムという双子のような奇妙な二人が出てきます。その一人がアリスに向かって、傍らで昼寝をしている王様を見て「この王様が目を覚ましたら、あんたどこにいると思う? 君はこの王様の夢の中にしかいないんだ。王様が目を覚ましたら君は消えちゃうんだ、蝋燭みたいに」と言う。アリスはもちろん「消えないわ」と言うのですが。

幻獣辞典
ホルヘ・ルイス・ボルヘス、マルガリータ・ゲレロ 晶文社
南米の作家ボルヘスの『幻獣辞典』は、奇妙な動物ばかりを集めた本です。その中にも、動物界と植物界を融合した生物がいるという話があって、羊の生る木のことが引用されています。

不思議の国のアリス
ルイス・キャロル 筑摩書房
ルイス・キャロルはオックスフォードの数学科で、当時トップ首席だったそうです。そのままクライストチャーチの数学講師になっている。学長のリデル家に三姉妹がいて、ボート遊びをしたときに自分で作った物語を聞かせた。それが『不思議の国のアリス』の元になった話で、主人公にアリスという名前をつけたら、次女のアリスがとても喜んだ。それで手書きの本を送ったと言われています。