南米の作家ボルヘスの『幻獣辞典』は、奇妙な動物ばかりを集めた本です。その中にも、動物界と植物界を融合した生物がいるという話があって、羊の生る木のことが引用されています。
実際に木に羊が——ヤギかな——生っているように見える木があって、アルガンの木といいます。その実をヤギたちが食べるので、木に登ってしまうんですね。そんなに太くない枝にヤギがいっぱい乗っかって、確かに木にヤギが生っているように見える。それだけを見にツアーが組まれるくらいのもので、写真を見ると、実際に見てみたいなと思うくらい奇妙な図像です。
木林文庫チャンネル「おかしな木」
