ブルーノ・ムナーリ『木』
Trees

Trees

Andreas Feininger Penguin Books 1968

世界のいろんな種類の木についての写真集です。地肌に近寄ってみたり、いろんな育ち方をしている木だったり。結構専門的だと思います。自然なのか細工なのかよく分からないものもある。木全般についての本ですね。

Tree

Tree

C.W.ニコル 徳間書店 1989

C.W.ニコルさんは黒姫に長く住んで日本語も達者でしたが、元々はウェールズの方です。ニコルさんと宮崎駿さんがなぜ対談しているかというと、ニコルさんは黒姫に自分で土地を購入してそこを守っていく、宮崎さんはトトロの森。二人とも樹木が失われていくことへの怒りがあり、悲しみがあり、危機感を持っている。それを共有して、自分たちも立ち上がらなくてはいけないし、みんなも共有してくれ、という結構熱い対談です。

The Tree

The Tree

Judy Hindley ABC / The All Children's Co 1990

『The Tree』になぜ付箋を付けたかというと、Beech——ブナです。エクリで出した『木の戦い』の一番最初が The tops of the beech trees で始まるので、あっと思って。

木

木L'arbre

Pascale de Bourgoing Gallimard Jeunesse 2008

フランス語で木は Arbre。これも一字です。子どものための本らしく、一種のしかけ絵本になっています。種から芽が出て、大きな木になって、実ができる。マロニエでしょうか——栗のように見えますが、マロン(marron)でも食べられないほうです。木の一生、木の成長がこうやって展開していく。季節によって色が変わり、鳥がついばんでいく。

l'arbre, le loir et les oiseaux

l'arbre, le loir et les oiseaux

イエラ・マリ

イエラ・マリのこの絵本はいただいたものです。日本語のタイトルが「木の歌」になっているけれど、これは「木と鳥たち」というタイトルで、内容はまさにそうなんです。鳥が出てくる。

羊の木

羊の木

いがらしみきお 講談社 2011

木に生るもので怖い話もあります。その筆頭が「羊の木」です。ヨーロッパが大航海時代でいろいろな所に進出していた頃、東南アジアに出かけていった宣教師が、自分の訪ねた地方には羊が生る木があると記録に書くんですね。これは実は綿の木なのですが、イメージが分からないものだから、綿を採る羊が木に生っている絵を描いた。それがどんどん広がって、東洋には羊の生る木があるという話になりました。

大きな木のような人

大きな木のような人Saera et la botaniste

いせひでこ 講談社 2009

フランス語で Saera et la botaniste という小さなタイトルが添えてあります。サエラは主人公の女の子の名前ですが、フランス語で çà et là と書くと「あちこち」という意味になる。舞台はすべてフランス、パリのジャルダン・デ・プラント(植物園)の中の話です。

木のぼり男爵

木のぼり男爵Il barone rampante

イタロ・カルヴィーノ 白水社 1957

私は学芸大学の生まれで都会っ子の端くれですが、昔の家で庭に木はそこそこ生えていたので、木登りは結構好きでした。木登りの本といえば、代表はカルヴィーノの『木のぼり男爵』です。舞台はイタリア。主人公のコジモという少年が、料理に出されたカタツムリを食べるのが嫌で、絶対に食べないと言い張る。男爵家なので大きな領地に住んでいて、窓辺にその家の大きな木が迫っている。そこに飛び移って以来、死ぬまで木の上で生活し続ける男の話です。ファンタジーに分類されたりもしますが、描き方はものすごくリアルで、最後の最後まで文体が貫かれています。

ボンバストゥス博士の世にも不思議な植物図鑑

ボンバストゥス博士の世にも不思議な植物図鑑Bombástica Naturalis

イバン・バレネチェア 西村書店 2010

『ボンバストゥス博士の世にも不思議な植物図鑑』は、その名の通り、完全に想像上の変な実を集めた本です。いろいろな木が出てくるのですが、さきほどの綿の木ではないですけれど、綿からできた羊毛でできた靴下が生っている木、といったものが想像されています。

大きな空の木

大きな空の木

エリック・バテュ

『大きな空の木』は加藤登紀子さんが訳しています。「百万本のバラ」の加藤登紀子さんで、この本の言葉には曲もつけているそうです。エリック・バテュはフランス生まれですが、もとは違う国の方のようですね。

木

木le bois

エルメス財団(編) 講談社 2021

この『木』を作っているのはエルメス財団です。「知ること 作ること」という総タイトルのシリーズで、これが第一冊目。この後に『土』が出ています。原題は le bois、つまり「木」ですね。

希望の木

カレン・リン・ウィリアムズ PHP研究所 2010

たった一本の木を植え育てるのも素敵なことだ。『希望の木』(カレン・リン・ウィリアムズ/リンダ・サポート絵)は、子どもが生まれると臍の緒を実の生る木の種といっしょに植える習慣があるというハイチの話。

バオバブのきのうえで

ジェリ・ババ・シソコ 福音館書店 1996

『バオバブのきのうえで』(ジェリ・ババ・シソコ・語り/ラミン・ドロ・絵)はアフリカ・マリの昔話を絵本にしたものである。絵を描いたラミン・ドロの生まれはドゴン族の祭司だという。ドゴン族といえば、フランスの民族学者マルセル・グリオールがドゴンの賢者の言葉をまとめた『水の神 ドゴン族の神話的世界』がある。水の精霊ノンモのなせる、この世のなりたちが豊饒なイメージで語られていて忘れがたい本だ。

おおきな木

シェル・シルヴァスタイン 篠崎書林 1976

『おおきな木』(シルヴァスタイン作・絵)は新訳が出たくらいだから、とても人気がある絵本に違いない。レビューを覗いても「いいね、いいね」と続いている。だが私には後味がよくなかった。手元にある旧訳本には、こうある。

一本の樹が遺したもの

一本の樹が遺したものThe Legacy of Luna

ジュリア・バタフライ・ヒル 現代思潮新社 2000

木登り少女の極めつきが、この本の人です。アメリカには本当に大きな木が多く、長田弘さんも大きな木のことをたくさん書いていますが、この人はレッドウッドという大きな木、樹齢千年とありますが、これを切らせないために自分がその木の上に登って、樹上生活を始めてしまう。それも半端ではなく、二年近く登ったまま降りてこない。彼女はしたたかで、反対派が邪魔をして恐怖を与えて降ろそうとしても諦めず、味方のテレビにこんな邪魔をされていると報道させ、支援者から食料を引き上げてもらう。木の上はものすごく寒いと思うのですが、そこで耐え抜いて結局木を守る。最後は切らせないと約束させて勝利し、降りてきました。こういう人がいたという、面白い本です。

ジョルジュ・サンド セレクション8 小さな愛の物語

ジョルジュ・サンド 藤原書店

ショパンとのマジョルカ島や男装の麗人という呼び名を知る前の高校一年生のとき、初めてサンドの小説「愛の妖精」を読んだ。わが師がプルーストの「花咲く乙女たち」を評した「淡々と溶ける砂糖菓子のような」という印象で、初心な少年はけっこう感激した。

JACARANDA

JACARANDA

しりあがり寿 青林工藝舎

木と林に関わるコミックの一冊、『JACARANDA』。ジャカランダはかなり旺盛な繁殖力のある木です。しりあがり寿さんという風変わりな作風の作家で、今は美大の学長になった方です。

木に登る王

木に登る王The King in the Tree

スティーヴン・ミルハウザー 白水社 2003

スティーヴン・ミルハウザーが三つの中篇小説を収めた本の中で、まさにその名の通り「木に登る王」の話を書いています。主題は「トリスタンとイゾルデ」とアーサー王、ここではマルク王です。「トリスタンとイゾルデ」は不倫の物語とされてオペラにもなっていますが、これは王様の側の嫉妬の膨らみを、王の側近の目で見つめ続けるという設定の話です。王は嫉妬のあまりひどく恐れているのに、逆にその現場をとっ捕まえたい、立ち会いたいという、かなり倒錯した思いに駆られてしまう。そこでわざわざトリスタンとイゾルデをある森の中へ行くように仕向け、側近と一緒に林檎の木の上に登って、上から二人の様子を見てやる。見たくないのに見てやろうという、嫉妬の極みだと思います。

木の戦い

木の戦い

タリエシン エクリ 2013

2013年にエクリから出版した本です。ウェールズ・ケルトの伝説の吟遊詩人タリエシンの詩で、六世紀頃、イギリスではアーサー王が活躍したと言われる年代のものです。アーサー王が亡くなったのが532年とか542年と言われていて、タリエシンは円卓の騎士には名前がありませんが、アーサー王に付き従ったと言われています。当時のケルトは文字を持たなかったとされるので、口承叙事詩です。

煙の樹Tree of Smoke

デニス・ジョンソン 白水社 2010

『煙の樹』(デニス・ジョンソン著)もまた、木林文庫を始めてから買い求めた本である。ベトナム戦争当時の米軍兵士、在留者、ベトナム人の物語に毎夜少しずつ栞を進めていったのは、読みづらかったからではない。

Der Nachtgärtner

Der NachtgärtnerThe Night Gardener

テリー・ファン、エリック・ファン 2016

ベルリンで見つけた絵本をもう一冊。これも絵が気に入って買いました。「NACHT GARTNER」、庭師なんだよね。GARTNER は庭師、NACHT は夜。ヨーロッパでは木を切っていろんな形にするでしょう。それをやる人の話です。

あるきだした小さな木

テルマ・ボルクマン 偕成社 1969

「木が動く」そのままのタイトルがついた童話が『あるきだした小さな木』(ボルクマン作/セリグ絵)。「自由と束縛と独立」と「訳者あとがき」にある。カバー袖に抜粋された新聞評には「家庭での過保護がとかく問題になる折りから、小さな木が両親のもとを離れて自分であるきだし………」と。

火炎樹

パトリック・グランヴィル 国書刊行会 1998

フランスの現代小説『火炎樹』(パトリック・グランヴィル著)は「樹」にからむタイトルから手に取った。フランボワイアン(火炎樹)と聞くと、私はゴシック教会の壁面装飾のことを思い浮かべてしまうが、深紅の花を咲かせる方の『火炎樹』は読みはじめてすぐに引きこまれた。

大きな木の家

大きな木の家

はらだたけひで 冨山房インターナショナル 2007

はらだたけひでさんは、ピロスマニをみんなに知らせることにずっと貢献してきた方です。岩波での映画公開などにも関わっていました。ピロスマニに捧げる詩に絵をつけた、素敵な本です。

木

木Disegnare un albero

ブルーノ・ムナーリ トランスアート 1978

ブルーノ・ムナーリのこの本はちょっと変わり種で、面白い装丁なので木林文庫の玄関に置いてあります。ムナーリはイタリア人ですが、「木」というこの漢字に出会ったとき、こんなにシンプルな形で木を表していて、見れば木だと分かることにとても感心したそうです。彼はデザイナーですから、そこからいろんなデザインの発想を考えていった。

お話の木

お話の木Дерево сказок

ボリス・セルグネンコフ

モスクワの古書店の後、何軒か周りました。ちょうど昼休みでどうしようかなと思ったけれど、ダメ元でピンポンしたら、若い女性が二人出てきてくれて、どうぞどうぞ、ようこそって。ロシアは時間が来るとバシャっと閉めると聞いていたから、その真逆でした。

幻獣辞典

幻獣辞典

ホルヘ・ルイス・ボルヘス、マルガリータ・ゲレロ 晶文社

南米の作家ボルヘスの『幻獣辞典』は、奇妙な動物ばかりを集めた本です。その中にも、動物界と植物界を融合した生物がいるという話があって、羊の生る木のことが引用されています。

グアテマラ伝説集

グアテマラ伝説集Leyendas de Guatemala

ミゲル・アンヘル・アストゥリアス 1930

グアテマラの作家アストゥリアスの伝説集です。「火山の伝説」という話の書き出しがこうです。——六人の男が「樹の国」に住みついた。風に運ばれてきた三人と、川を流れてきた三人である。そのうち姿が見えたのは三人だけで、あとの三人は水のなかに隠れており、風に運ばれてきた男たちが山から水を飲みに降りてきたときにのみ、彼らの姿を見たのである。——「六人の男が樹の国に住みついた」。いい書き出しだと思います。

木々は八月に何をするのか

レーナ・クルーン 新評論 2003

『木々は八月に何をするのか』はフィンランドの現代作家クルーンの短編集で、書名を含む七つの短編で構成されている。「木々は八月に何をするのか、花の知識はどこにあるのか、時の時計は何か」と矢継ぎ早に突きつけられた質問とともにボタニカル・ガーデンを踏み迷う青年。「植物の神秘生活」を巡る探究の、異界への旅行記とも云うべき寓話だ。

木のぼりの詩

安野光雅 日本放送出版協会 2008

『木のぼりの詩』は画家、安野光雅の故郷津和野での少年時代を描いた画文集である。豊かな日々の最初に掲げられたのがタイトルとなった木のぼりのエピソード。

ひとたびはポプラに臥す

宮本輝 講談社 1997

『ひとたびはポプラに臥す』は作家、宮本輝が中国の西安からパキスタンのイスラマバードまでの約七千キロを旅した紀行文。「ポプラは暑さ寒さに強く、旱魃に強いので、ポプラの植樹こそが砂漠の浸食に勝つ方法だという」とあるのを読み、ポプラを札幌やパリにのみ結び付けていた愚かしさに気づかされた。

木

木

幸田文 新潮社 1992

木林文庫を始める前から持っていた本です。買った場所をなぜか覚えていて、学芸大学にかつてあった双葉書店——今は薬屋になってしまいましたが——その棚から手に取りました。面白そうだな、というだけの理由でした。

旅人の樹

旅人の樹

今市子 2011

木と林に関わるコミックの一冊、『旅人の樹』。これも良いタイトルだと思います。同じく林の字が入るものでは、塩森恵子さんの『希林館通り』——希望の希と林で希林館、アパートか何かの話だったと思います——もあります。

くまの木をさがしに

くまの木をさがしに

佐々木マキ 教育画劇 2012

木に妙なものが生ってしまうという話には、子ども向けのものもあれば古い言い伝えもあって、いろいろな種類があるのが楽しいのですが、その一冊が佐々木マキさんの絵本『くまの木をさがしに』です。可愛らしくて、もともと佐々木マキの絵本は好きなのですけれど、これは特に気に入っています。

おぼえていろよ おおきな木

おぼえていろよ おおきな木

佐野洋子 1976

大きな木というタイトルの本は「木」一字と同じくらいあるのですが、印象に残っていて今でも時々読み返すのがこの一冊です。絵も文も佐野洋子さん。家に大きな木があるおじさんが、何にでも文句をつける。鳥が来るとうるさくて朝寝られない、覚えていろよ。洗濯物が乾かない、覚えていろよ。ハンモックで昼寝すると毛虫が落ちてくる、覚えていろよ。とうとう切り倒してしまいます。

わたし クリスマスツリー

佐野洋子 講談社 1990

「大地に張った根をみずから抜く樹」の話を二冊と一冊、ご紹介しよう。

樅の木は残った

山本周五郎 新潮社 1969

『樅の木は残った』は江戸時代前期の史実「伊達騒動」において、悪玉の権化とされてきた家老の原田甲斐を主人公に据えた、400頁を超える文庫が三冊の長編。お家内の確執に矮小化されてきた事件の真は、雄藩伊達を改易させて盤石の体制を築こうとする徳川幕府中枢と仙台藩との息詰まる暗闘にあったとするのが山本周五郎の捉え方である。

木の声がきこえる 樹医の診療日記

山野忠彦 講談社 1989

似たタイトルの本『木の声がきこえる 樹医の診療日記』(山野忠彦著)がある。樹木医の資格認定が始まったのが1991年、それより前の1989年の刊行。

着物のなる木

着物のなる木

若松賤子 教文館 1983

変なものの生る木の話で、恐ろしくはないものに「着物のなる木」があります。全集に収められているもので、巌谷小波・久留島武彦・若松賤子という三人のうちの、若松賤子という人が書いています。

陽だまりの樹

陽だまりの樹

手塚治虫 小学館 1983

手塚治虫の『陽だまりの樹』。文庫本のカバーは当時撮られた写真です。これは勝海舟で、咸臨丸でアメリカに行った1860年——万延元年に撮られた写真だそうです。これは福沢諭吉で、遣欧使節でヨーロッパに行った時にパリで撮られたもの。全部で八巻か九巻あって、幕末から明治初期にかけての写真が使われています。

西遊妖猿伝

西遊妖猿伝

諸星大二郎 1984

ワクワクの木と似たような物語が『西遊記』にもあります。旅の途中に子どもの生っている木があって、その実はとても不思議な実です。中国ですから単位がものすごく長くて、三千年かけて花が咲き、次の三千年で実が生って、熟するのにまた三千年かかる。約一万年かけてようやく食べられる実になるのですが、ひとたび食べると四万六千年ほど長生きするという実です。

夢の木の下で

夢の木の下で

諸星大二郎 1998

好きなコミック作家、諸星大二郎の『夢の木の下で』です。彼は『西遊妖猿伝』という西遊記をもとにしたコミックを今も連載しています。

ブンナよ、木からおりてこい

水上勉 三蛙書房 1980

カエルも木にのぼる。水上勉の長編童話、『ブンナよ、木からおりてこい』は舞台で上演され、アニメーション映画にもなっているので、物語を知っている人は少なくないかもしれない。私も舞台の録画をテレビで見たのが初めだったように記憶している。

百日紅

百日紅

杉浦日向子 1985

杉浦日向子さんの『百日紅』。分厚い三巻本です。葛飾北斎とその娘のお栄——筆名は応為と名乗っています——の親子の話で、そこに高名な浮世絵師の英泉を加えた三人の物語になっています。

白樫の樹の下で

青山文平 文藝春秋 2011

『白樫の樹の下で』は若手俳優を配したTVの青春時代劇を思わせるストーリーである。「自分さがし」などという逃げ道をあらかじめ封じられていた時代の鬱屈や縛りは感じられず、剣道場帰りの下級武士の青年たちは部活帰りの高校生みたいに見える。若者の振る舞いは爽やかで、恋路は苦い。青春物は脇目もふらず息つかず一気に読み通すのが良い。

バオバブのお嫁さま マダガスカルのむかしばなし

川崎奈月 論創社 2011

バオバブの姿は、今ではテグジュペリの絵より、ツアーに誘う夕陽を受けた並木のシルエット写真の方がポピュラーかもしれない。そのバオバブツアーが組まれるマダガスカル島などの話を集めたのが『バオバブのお嫁さま マダガスカルのむかしばなし』(川崎奈月 編訳・絵)。彩色豊かな挿絵が楽しい本だ。

すいーん星旅行記

大島弓子 徳間書店 1980

前回の木登りの本は、嫉妬に狂った男の話ばかりで重かったので、今回はコミックから始めます。大島弓子さんの『すいーん星旅行記』の中に木登りの話があって、私にとっても好きな場面です。——私は高い木に登りました。どんどん下の世界が変わって見えます。降りる時になって、木登りは降りる時の方が百倍難しいことが分かりました。足も手も震えました。あの男の子が登ってきて順に降り方を見せてくれなかったら、私は一生あの木の上にいなければならなかったでしょう。——これは体験的にとてもよく分かります。降りるのは確かに怖いし、大変なのです。

夏のおわりのト短調

夏のおわりのト短調

大島弓子 白泉社 1995

大島弓子さんは木登り少女だったらしく、「夏のおわりのト短調」という短い話にこう書いています。——木は子どもを高みへ高みへと登らせる崇高な魂があると思う。——崇高というのはすごい言葉ですが、やはりひとたび登り始めると、どんどん高く登りたくなるのです。

木の声が聞こえますか

池田まき子 岩崎書店 2010

『木の声が聞こえますか』(池田まき子著)は女性で初めて樹木医となった塚本こなみさんの仕事ぶりを追ったドキュメント。塚本さんは足利市のフラワーパークへ藤の大木を移植するという力業をやってのけた人だ。塚本さんが移し替えた幹の直径一メートル、三百五十畳敷(当時)と云われる藤の木の大きさ、花房の見事さは口絵写真だけでも圧倒される。まさに栄華という言葉がしっくりくる藤の原である。

風と木の詩

風と木の詩

竹宮惠子 小学館 1977

竹宮惠子さんの『風と木の詩』。これを挙げたのは、ずっと広報誌で対談を担当していただいた河合隼雄先生が、このコミックについて書いているからです。

契丹伝奇集

契丹伝奇集

中野美代子 日本文芸社 1989

中野美代子さんの『契丹伝奇集』にも、木に妙なものが生る、結構怖い話があります。契丹はモンゴルのあたりでしょうか。その中に、ワクワクの木という名前の木の話が書かれています。

空と樹と

空と樹と

長田弘 エクリ 2007

エクリが出版を始めたのは二十年ほど前で、しばらくは木林文庫ということはありませんでした。何冊目かに、長田弘さんの詩と、樹だけを描いている日高理恵子さんという方の絵——この二人の作品を合わせると面白い本ができるのではないかというので作ったのが、『空と樹と』です。木にかかわる本の最初ですね。

ポプラの秋

湯本香樹実 新潮社 1997

『ポプラの秋』は湯本香樹実の小説。少女とお婆さんものとなれば、すべてはお婆さんの造形、存在感にかかってくる。「千と千尋の神隠し」の湯婆婆や『西の魔女が死んだ』(梨木香歩著)のおばあさんのように、それぞれの流儀で少女たちに生きていくためのエクササイズを施すのだ。『ポプラの秋』のお助け婆さんは、ポパイのように顎のしゃくれた取っ付きの恐ろしげな、心優しいポプラ荘の大家さん。

静かな木

藤沢周平 新潮社 1998

『静かな木』は藤沢の遺作短編集とされる単行本で表題作を含め三作が収められている。藤沢周平の書いた木と云えば『漆の実のみのる国』で、上杉鷹山が逼迫した藩財政を建て直す方策として植えさせたハゼの木だ。

燃ゆる樹影

藤田宜永 角川書店 2009

『燃ゆる樹影』(藤田宜永著)の帯に「恋愛小説の白眉」とある。「うーん、白眉か」と二の足踏んで躓きかけたが、主人公の男が樹木医という設定なので読み進む。本書の冒頭近くで描写される、主人公の治療作業の様子は専門家に取材した手順をなぞっているような印象があるけれど、後半の枝垂桜の手当てでは息遣い手際が生き生きと伝わってきた。

山へ行く

山へ行くANYWHERE BUT HERE

萩尾望都 2007

木林文庫の一角に二本の悲しい木が立っている。一本は柳、そしてもう一本は栃の木である。

木

木

白洲正子 住まいの図書館出版局 1987

住まいの図書館出版局がいろんなシリーズを出していて、その中に『木』がありました。白洲正子さんは、作家としては文章がとっつきにくくて苦手だったんです。編集の仕事をしていた頃、白洲さんの本をやりませんかと声がかかったことがあって、ためらっていたら「ぜひ私にやらせてください」という人が入った。僕には荷が重かったかな、という感じもあります。

樹の鏡、草原の鏡

武満徹 新潮社 1975

『樹の鏡、草原の鏡』(武満徹著)、『樹のうえで猫がみている』(やまだ紫著)『木々は八月に何をするのか』(レーナ・クルーン著/末延弘子訳)の三冊が書名を気に入っている本だ。

七月のポプラ

朴喜璡 東京文芸館 2008

『七月のポプラ』は韓国の詩人パク・ヒジンの四行詩集である。韓国の詩はほとんど知らず、かなり以前に読んだキム・ジハの抵抗詩集以来になる。書名となった「七月のポプラ」と「宇宙の旅人」という二篇の壮大で透徹とした四行詩を挙げてみよう。

バオバブの記憶

本橋成一 平凡社 2009

村の生活にカメラを向ければ、そこにバオバブがある村だ。乾いた地に生えるこの樹は65パーセントが水分だというから、バオバブは大きな水樽なのだ。ある一本は近寄りがたい神木であり、ある木の洞は吟遊詩人の墓、象の足を何本も束ねたような巨木は日陰であり遊び場でもある。1000年を生きるとも云われるバオバブだが、最近では若木が育っていないのだという。この村の樹齢400年くらいの樹が天寿まで生き通したとき、人類はそこにいるのだろうか。青い星を破裂させる胚珠を潜ませた悪い種は。

木登り豚

又吉栄喜 カルチュア出版 1996

又吉栄喜著の『木登り豚』は芥川賞受賞作『豚の報い』の原点と位置づけられる作品らしい。創作ノートに記したアイデア・会話・情景を書き改めている途中の第一稿といった印象だが、粗い構成を荒々しく突き抜けて沖縄の光が漲り、白昼夢が炙り出される。

木

木

木島始、佐藤忠良 福音館書店 2005

文が木島始さん、絵が佐藤忠良さん。佐藤忠良さんは、佐藤オリエさんのお父さんです。

木

木

林屋辰三郎 思文閣出版 1994

結構昔から持っている本です。『民衆生活の日本史』というシリーズの中に、五行——木火土金水——の最初の「木(もく)」の巻があったので手に入れたものです。民俗学の方面から木について書いている。私はそういう歴史的な知識があまりないので、面白く読みました。

木

木

鈴木祐丞 未知谷 2025

わりと最近入ってきた本です。著者の鈴木さんは専門が哲学の研究で、それもウィトゲンシュタインとキェルケゴール。私はどちらも難しすぎて退散してしまいました。その専門家が、哲学については全然書かずに小説を書いている。総題が『木』で、「杉」と「ブナ」という小説が入っています。

幻想博物誌

幻想博物誌

澁澤龍彦 河出文庫 1978

東洋には羊の生る木があるという話が大航海時代のヨーロッパに広まって、それはいろいろな所に引用されています。例えば澁澤龍彦。『幻想博物誌』という短編集の中に「スキタイの羊」といって、メロンのような実に羊が生っているという話を書いています。

口をきくカポックの木

著者不明 みすず書房 1976

文字通りのタイトル『口をきくカポックの木』(アフリカ民話集)には、口承・語り物の魅力に充ちた話が20篇収められている。表題はセネガル共和国のもので、間抜けで小狡いハイエナ(ブーキー)がウサギ(ルーク)にやりこめられる展開。語りもの特有の繰り返しはあるが、小話としては滅法面白い。

木

木Дерево в архитектуре и скульптуре славян

著者不明 Советский художник 1987

ロシア語で木は дерево。副題が「スラブの建築彫刻における木」で、木造建築や木彫、木のスプーンといったものが論じられています。木の教会、木で作った民芸品、室内の調度。昔の揺り籠から棺桶まで、生活必需品をすべて木で作っていたということですね。

ケルトの木の知恵

著者不明 2003

木林文庫にある本です。この中に The Battle of the Trees という言葉が出てきて、それに出会った時、妻と一緒に大喜びして「これはエクリの本だね」と言いました。エクリ『木の戦い』はここから始まっています。

エチオピア コーヒー伝説

エチオピア コーヒー伝説

著者不明 2009

珈琲の木の本は木林文庫に一冊だけあって、それがこの『エチオピア コーヒー伝説』です。その話の前に、僕らの珈琲の話から。もう何十年も続けているルーティンですが、朝起きてすぐにやるのが、このコーヒーミルにスプーン三杯のコーヒーを入れて、水は二杯半ぐらい。コリコリ挽いている間に目が覚める、というのを何十年もやっています。

樹と言葉

樹と言葉

著者不明 エクリ 2010

『空と樹と』を見たある編集者の方が、うちの最初の書棚も見て、高知の牧野富太郎植物園で樹の本と樹にかかわる言葉を展示しようという話を持ってきました。その時に、木にまつわる言葉だけを集めて作ったのが『樹と言葉』です。

Sur la branche

著者不明

パリのエスカリエ書店で買って覚えているのが、この一冊です。やはりポスターに通じますね。「Sur la branche」、「枝の上で」というタイトルです。

りんごのきにこぶたがなったら

りんごのきにこぶたがなったらA Treeful of Pigs

アーノルド・ローベル 評論社

変なものが生る木の絵本というと、『りんごのきにこぶたがなったら』があります。生るのはブタです。

木を植えた男

木を植えた男L'homme qui plantait des arbres

ジャン・ジオノ 彩流社 1953

『木を植えた男』という話がありますが、何の木を植えているかなど考えたこともなくて、読み直してみたらドングリなんですね。

その他の木の本

  •  風と樹木と鳥の声新潮社 1986
  • A・A・ミルントラー木にのぼる岩波書店 1983
  • D.ウォルクスタイン魔法のオレンジの木岩波書店 1984
  • H.J.ホプキンズネズの木通りのがらくたさわぎ童話館出版 1998
  • J.M.デ・ヴァスコンセーロスぼくのオレンジの木ポプラ社 2015
  • JeanGiono木を植えた男Gallimard
  • John SextonListen to the TreesListen to the TreesBulfinch Press
  • Lewis BlackwellArbres extraordinaires
  • M&H・A・レイおさるのジョージ木をうえよう岩波書店 2009
  • Matthieu SylvanderLes loups ne grimpent pas aux arbresl'école des loisirs
  • Valdir CruzRAÍZES
  • アーファン・マスターバンヤンの木静山社 2013
  • アストリッド・リンドグレーンよろこびの木徳間書店 2001
  • あまんきみこおはじきの木あかね書房 1999
  • アラン・シリトー燃える樹集英社 1972
  • アルバート・ウェント自由の樹のオオコウモリ日本経済新聞社 2006
  • アレハンドロ・サンブラ盆栽/木々の私生活白水社 2013
  • アンディ・トンプソンイギリスの美しい樹木創元社 2014
  • アンデルセンバーナデットのモミの木西村書店 1999
  • アンドレ・マルロー倒された樫の木新潮社 1971
  • イーデス・ハンソン花の木登り協会講談社 1976
  • いしづちひろいっぽんの木のそばでBL出版 2015
  • いせひでこチェロの木偕成社 2013
  • いせひでこわたしの木、こころの木平凡社 2014
  • いせひでこ木のあかちゃんズ平凡社 2011
  • いぬいとみこ木かげの家の小人たち福音館書店 1971
  • イレーヌ・コーエン=ジャンカアンネの木くもん出版 2010
  • ウィリアム・フォークナー魔法の木富山房
  • ウォルター・デ・ラ・メアアーモンドの樹牧神社 1976
  • ウンベルト・マトゥラーナ知恵の樹朝日出版社 1987
  • エリザベス・ローズおおきなかしの木文化出版局
  • オーサ・メンデル=ハートヴィッグだいすきなマロニエの木光村教育図書 2015
  • カール・グスタフ・ユング哲学の木創元社 2009
  • カナヨ・スギヤマ山に木を植えました講談社 2008
  • キャロル・オコンネル生贄の木東京創元社 2018
  • キャロル=ジェイムズマツの木の王子学習研究社 1968
  • ギリアン・ロバーツもみの木蔭で待ち伏せて早川書房 1991
  • クヌー・ホルストてぶくろの木ブックローン出版 1990
  • ゴードン・モリソンカシの木ほるぷ出版 2006
  • こやま峰子エマおばあさんとモミの木平凡社 2005
  • さだまさし茨の木幻冬舎 2008
  • さとうわきこねずみのなるき
  • ジェス・M・ブロウヤーテスの木主婦の友社 2010
  • シバイクコ少年と光の木Life Design Books 2017
  • シビル・ウェッタシンハふしぎな銀の木福音館書店 2017
  • シャーム夜の木タムラ堂 2012
  • ジャック・ブロス世界樹木神話八坂書房 1995
  • ジュリー・サラモンクリスマスの木新潮社 1996
  • ジョーン・エイキンねむれなければ木にのぼれ岩波書店 2010
  • ショクーフェ・アーザルスモモの木の啓示白水社 2022
  • ジョルジュ・ランブールヴァニラの木白水社 1976
  • ジン・ピン象と木の物語パルコ出版
  • スーザン・メドーこまった鳥の木あすなろ書房 1990
  • セアラ・オーン・ジュエットとんがりモミの木の郷岩波書店 2019
  • セシル・デイ・ルイス丘の上のカシの木晶文社 1975
  • ソフィー・ブラッコールあかちゃんの木評論社 2016
  • ソルジェニーツィン仔牛が樫の木に角突いた新潮社 1976
  • ダイアン・クック、レン・ジェンシェル心に響く樹々の物語日経ナショナルジオグラフィック社 2017
  • たかしよいち鉢の木ポプラ社 2005
  • テッド・クーザー木に持ちあげられた家スイッチ・パブリッシング 2014
  • トマス・ハーディ緑樹の陰で千城 1980
  • トマス・パケナム地球のすばらしい樹木たち早川書房 2003
  • ドラ・ラッセルタマリスクの木リブロポート 1984
  • トルーマン・カポーティ夜の樹新潮社 1970
  • バーバラ・バッシュいのちの木岩波書店 1994
  • パトリク・マケリゴット大きな緑の木の下でPHP
  • ハリントン朋子木登りモモ太の話文溪堂
  • ピーター・ネルソンツリーハウスをつくるTreehouses二見書房 2005
  • ピーナ・イラーチェ木の葉つかいはどこいった?きじとら出版 2015
  • ピオ・バローハ知恵の木水声社 2009
  • ブライヤーもみの木のねがい西村書店
  • ペーター・ヴォールレーベン樹木が地球を守っている早川書房 2023
  • ヘミングウェイ河を渡って木立の中へ三笠書房 1956
  • ヘルムート・ハルク木の夢春秋社 1992
  • ポーシャ・アイバーセンぼくは考える木早川書房 2009
  • マノラマ・ジャファインドの木長崎出版
  • マリーズ・コンデ生命の樹平凡社 1998
  • マルガレータ・リンドベリイ歌う木にさそわれて徳間書店 1997
  • みやこうせい羊と樅の木の歌未知谷
  • メアリー・ニューウェル・デパルマおおきな木のおはなしA Grand Old Treeひさかたチャイルド 2012
  • モンゴメリ果樹園のセレナーデ新潮社 1957
  • やえがしなおこならの木のみた夢アリス館 2013
  • ゆのせいいち大きなニレの木大日本図書 1972
  • ラフィク・シャミ空飛ぶ木西村書店 1997
  • リチャード・プレストン世界一高い木日経BP 2008
  • リリーフシステムズ樹木同朋舎 1990
  • リンジー・ブルゴン樹盗築地書館 2023
  • ルイス・デ・カストレサナもう一つのゲルニカの木平凡社 1991
  • ルイス・ブラックウェル樹のミュージアム創元社 2017
  • ルーシー・カズンズおおきな木のした だれかさんがとおる文化出版局 1992
  • ルドウィッヒ・ベーメルマンスパセリともみの木あすなろ書房 2007
  • レイモンド・ブリッグズジムとまめの木評論社 1978
  • レオポルド・ショヴォー子どもを食べる大きな木の話福音館書店 1986
  • レスリー・ピークバオバブの木と星の歌小峰書店 1994
  • ロイド・アリグザンダー木の中の魔法使い評論社 1977
  • ローランド・エノス「木」から辿る人類史NHK出版 2021
  • ロバート・マンチかしの木の子もりうた岩崎書店 2014
  • 安藤元雄樹下書肆山田 2015
  • 安房直子風と木の歌実業之日本社 1978
  • 以倉紘平駅に着くとサーラの木があった編集工房ノア 2017
  • 伊集院静ノボッチと木アシェット婦人画報社 2007
  • 井上靖欅の木集英社 1971
  • 稲垣美晴木の家建築資料研究社 1990
  • 稲本昭治よこづなになったクリの木文研出版 2005
  • 稲本正木の聲小学館 1997
  • 宇江敏勝樹木と生きる新宿書房 1995
  • 宇都宮貞子草木の話読売新聞社 1977
  • 浦川聡子眠れる木深夜叢書社 2012
  • 永井するみ樹縛新潮社 1998
  • 永窪綾子せりふのない木らくだ出版 1991
  • 遠田潤子雪の鉄樹光文社 2014
  • 塩野米松1000000ぼんのブナの木ひかりのくに 2005
  • 奥山久美味しい木の実ハンドブック文一総合出版 2011
  • 奥泉光虫樹音楽集集英社 2012
  • 奥村昭雄樹から生まれる家具OM出版 2004
  • 横須賀和江気仙大工が教える木を楽しむ家づくり築地書館 2019
  • 岡崎裕美子わたくしが樹木であれば青磁社 2017
  • 岡田淳あかりの木の魔法理論社 2007
  • 岡田淳ねがいの木BL出版 2024
  • 岡田淳ふしぎな木の実の料理法理論社 1994
  • 岡田淳ユメミザクラの木の下で理論社 1998
  • 岡田卓也いのちの木を植えるマガジンハウス 2007
  • 岡本好古草木の精双葉社 1979
  • 荻原規子樹上のゆりかご理論社 2002
  • 荻原浩千年樹集英社 2007
  • 加藤建亜お能の草木たち能楽出版社 1988
  • 夏川草介始まりの木小学館 2020
  • 河﨑秋子絞め殺しの樹小学館 2021
  • 会津信吾怪樹の腕東京創元社 2013
  • 角田光代ツリーハウス文藝春秋 2010
  • 丸山健二争いの樹の下で新潮社 1996
  • 岸田衿子ソナチネの木青土社 1981
  • 岩田慶治草木虫魚の人類学講談社
  • 亀田竜吉木の実の呼び名事典世界文化社 2013
  • 菊池木乃実木を植える男ポール・コールマン角川書店 2005
  • 吉岡太朗世界樹の素描書肆侃侃房 2019
  • 吉行淳之介樹に千びきの毛蟲潮出版社
  • 吉増剛造何処にもない木試論社 2006
  • 吉増剛造大病院脇に聳えたつ一本の巨樹への手紙中央公論社 1983
  • 吉田繁地球遺産最後の巨樹講談社 2002
  • 吉田繁日本遺産神宿る巨樹講談社 2012
  • 宮ノ川顕おとうとの木角川書店 2010
  • 宮崎学樹洞偕成社 2008
  • 宮川ひろだっこの木文溪堂 2011
  • 宮川ひろ木のぼり公園あかね書房 1970
  • 宮沢賢治いちょうの実三起商行(ミキハウス) 2008
  • 宮沢賢治ひのきとひなげしベネッセコーポレーション(福武書店)
  • 宮沢賢治マグノリアの木草の根出版会 2005
  • 宮沢賢治やまなし・いちょうの実岩崎書店
  • 宮沢賢治若い木霊福武書店 1985
  • 串田孫一雑木林のモーツァルト時事通信社 1993
  • 栗本薫樹霊の塔講談社 2007
  • 桂信子樹影立風書房 1991
  • 結城五郎樹の海角川春樹事務所 2004
  • 原満三寿臭人臭木思潮社 2007
  • 古世古和子くわの木になったむすめポプラ社 1979
  • 後藤みな子樹滴深夜叢書社 2012
  • 向田智也雑木林の一年小学館 2014
  • 荒垣秀雄老樹の青春朝日新聞社 1985
  • 香原志勢木のぼりの人類学リヨン社 1994
  • 高井有一裸木平凡社 1979
  • 高橋源一郎ゆっくりおやすみ、樹の下で朝日新聞出版 2018
  • 高橋秀男葉っぱで見わける樹木ハンドブック池田書店 2011
  • 高橋美香それでもパレスチナに木を植える未來社 2016
  • 高原英理月光果樹園平凡社 2008
  • 高市順一郎樹の中の鐘思潮社 2009
  • 高城修三榧の木祭り新潮社 1978
  • 高田宏祈りの木飛鳥新社 1999
  • 今西祐行どっこどっこまつの木講談社
  • 今野敏花水木角川春樹事務所 2007
  • 佐々木譲樹林の罠角川春樹事務所 2022
  • 佐多稲子樹影講談社 1972
  • 佐藤史生金星樹奇想天外社 1979
  • 佐木隆三年輪のない木講談社 1974
  • 最上一平おとうさんの木教育画劇 2003
  • 最上一平じぶんの木岩崎書店 2009
  • 最上一平山のちょうじょうの木のてっぺん新日本出版社 2019
  • 坂口安吾樹のごときもの歩く東洋書院
  • 鮫島惇一郎北海道の樹木北海道新聞社 1986
  • 三好昌子無根の樹角川春樹事務所 2021
  • 三輪裕子神さまの木講談社 1993
  • 山極寿一木のぼりゴリラ福音館書店 2014
  • 山田真美マンゴーの木幻冬舎 1998
  • 山本周五郎樅ノ木は残った新潮社
  • 市川里美お祭りにいけなかったもみの木偕成社 2000
  • 寺井泰明花と木の漢字学大修館書店 2000
  • 室生朝子杏の木三月書房 1966
  • 手塚治虫ユフラテの樹秋田書店
  • 手塚敦史数奇な木立ち思潮社 2006
  • 寿岳文章樫と菩提樹白凰社 1966
  • 秋野翔一郎川のほとりの大きな木童話館出版 2014
  • 小塩節樅と欅の木の下で青娥書房 2015
  • 小高達雄百人一樹書房樹 1983
  • 小寺敬子花の木花神社 2002
  • 小前亮王道の樹祥伝社 2008
  • 小南陽亮子どもと一緒に覚えたい木の実の名前マイルスタッフ 2021
  • 小野十三郎、青木業平、浅井薫最期の木思潮社 1984
  • 小野十三郎樹木たち土曜美術社 1982
  • 小林智洋世界のふしぎな木の実図鑑創元社 2020
  • 松下龍之介一次元の挿し木宝島社 2025
  • 松山利夫木の実法政大学出版局 1982
  • 松谷みよ子とまり木をください筑摩書房 1987
  • 松田素子わたしは樹だアノニマ・スタジオ 2014
  • 上橋菜穂子精霊の木偕成社 1989
  • 新川和江ヤァ!ヤナギの木教育出版センター 1985
  • 新藤兼人公孫樹PHP研究所 1980
  • 森岡浩之夢の樹が接げたなら早川書房 1999
  • 森山京丘の木ものがたり講談社 2011
  • 森有正木々は光を浴びて筑摩書房 1972
  • 深沢七郎妖木犬山椒中央公論社 1978
  • 真保裕一朽ちた樹々の枝の下で角川書店 1996
  • 仁木悦子刺のある樹角川書店
  • 水上勉わが草木記光風社書店 1975
  • 水上勉椎の木の暦中央公論社 1980
  • 杉浦康平生命の樹・花宇宙日本放送出版協会 2000
  • 瀬戸内晴美冬の樹中央公論社 1976
  • 星野道夫旅をする木文芸春秋 1995
  • 正木高志木を植えましょう南方新社 2002
  • 清水道尾ぼくたちのいちょうの木童心社 2000
  • 清和研二樹に聴く築地書館 2019
  • 清和研二樹は語る築地書館 2015
  • 西園徹彦相思樹の歌左右社 2023
  • 西岡常一、小川三夫、塩野米松木のいのち木のこころ草思社 1993
  • 西岡直樹サラソウジュの木の下で平凡社 2003
  • 青山美智子猫のお告げは樹の下で宝島社 2018
  • 青木道代ペカンの木のぼったよ福音館書店 1996
  • 石井誠治木を知る・木に学ぶ山と溪谷社 2015
  • 石井辰彦あけぼの杉の竝木を過ぎて書肆山田 2020
  • 石井睦美おいでおいでの木においで教育劇画 1994
  • 石松佳針葉樹林思潮社 2020
  • 石田ゆり子旅と小鳥と金木犀幻冬舎 2005
  • 川崎由香利歌う木ポプラ社 2005
  • 船田崇鳥籠の木書肆侃侃房 2016
  • 前登志夫樹下三界角川書店 1986
  • 前登志夫木々の声角川書店 1996
  • 倉多江美栗の木のある家小学館 1978
  • 倉本聡古木巡礼文藝春秋 2021
  • 増田みず子鬼の木新潮社 1989
  • 足田輝一雑木林の博物誌新潮社 1977
  • 村山りおん一本の葡萄の木作品社 2012
  • 村田喜代子人の樹潮出版社 2016
  • 多岐川恭落ちる/黒い木の葉筑摩書房 2018
  • 多田富雄ビルマの鳥の木日本経済新聞社 1995
  • 多田富雄生命の木の下で新潮社 2009
  • 太田威トチの木の1年福音館書店 2012
  • 太田忠司金木犀の徴実業之日本社 2012
  • 大原富枝風を聴く木中央公論社 1992
  • 大江健三郎「雨の木」を聴く女たち新潮社 1982
  • 大江健三郎いかに木を殺すか文藝春秋
  • 大江健三郎ヒロシマの「生命の木」日本放送出版協会 1991
  • 大江健三郎自分の木の下で朝日新聞社出版局 2001
  • 大江健三郎揺れ動く 燃えあがる緑の木第二部新潮社
  • 大西暢夫おばあちゃんは木になったポプラ社 2002
  • 大川悦生おかあさんの木ポプラ社 1969
  • 大畑いくの貝のなる木編集工房くう 2006
  • 大木篤夫風・光・木の葉アルス
  • 谷川俊太郎シャガールと木の葉集英社 2005
  • 谷本雄治草木とみた夢出版ワークス 2019
  • 池上貞子バナナの木殺し作品社 2022
  • 池内紀木の都新潮社 2014
  • 池本佐恵子木のすきなケイトさんBL出版 2015
  • 竹久夢二ねむの木ノーベル書房
  • 竹村真一宇宙樹慶應義塾大学出版会 2004
  • 竹内和世ニコルおじさんのひみつの木河合楽器制作所NE事業部 1987
  • 中井久夫樹をみつめてみすず書房 2006
  • 中渓宏一地球を歩く 木を植える枻出版社 2009
  • 中神英子夢に見し木の名前を知らず栗売社 2017
  • 中川重年木ごころを知るはる書房 1988
  • 中村真一郎老木に花の集英社 1998
  • 中野美咲百年たってわらった木くもん出版 2003
  • 長田弘人はかつて樹だったみすず書房 2006
  • 椎名誠みるなの木早川書房 1996
  • 椎名誠モンパの木の下で文藝春秋
  • 塚田高行樹光詩学社 1982
  • 辻やのかある木の物語Aterier KOCOZA 2020
  • 辻邦生椎の木のほとり中央公論社 1988
  • 鄭義神樹朝日新聞社
  • 島田荘司暗闇坂の人喰いの木講談社 1990
  • 島本一男保育くりの木のことアリス館 2004
  • 湯本香樹実夜の木の下で新潮社 2014
  • 筒井迪夫童話と樹木の世界朝日新聞社 1986
  • 藤井貞和春楡の木思潮社 2011
  • 藤森照信日本木造遺産世界文化社 2014
  • 内海隆一郎みんなの木かげPHP研究所 1995
  • 内田麟太郎おじいちゃんの木ポエムピース
  • 二階堂太郎植物園で樹に登る築地書館 2017
  • 二木真希子-2016世界の真ん中の木徳間書店 1990
  • 日高理恵子日高理恵子作品集 1979-2017ヴァンジ彫刻庭園美術館 2017
  • 白鳥博康ゴムの木とクジラ銀の鈴社 2016
  • 薄井ゆうじ樹の上の草魚講談社
  • 八木田宜子のぼっちゃう文化出版局 1971
  • 尾崎真澄ディロの樹の下で新世研
  • 福山庸治青い木白い花豊かな果実東京三世社 1985
  • 片岡麻紗子樹下の空蝉徳間書店 2014
  • 片山令子ユリとものがたりの木ポプラ社 2003
  • 豊原清明夜の人工の木霧工房 1995
  • 北岡誠司宇宙樹・神話・歴史記述岩波書店 1983
  • 北原きよ子わが心のカツラの木岩波書店 2013
  • 堀文子ホルトの木の下で幻戯書房 2007
  • 夢枕獏ちいさなおおきなき小学館 2015
  • 夢枕獏妖樹・あやかしのき光文社
  • 木村大刀子ゆでたまごの木思潮社 2012
  • 木村友祐海猫ツリーハウス集英社 2010
  • 目取真俊群蝶の木朝日新聞社 2001
  • 野村直子小さな木雷鳥社 2021
  • 柳生真吾柳生真吾の雑木林はテーマパークだ!日本経済新聞出版社 2010
  • 有栖川有栖菩提樹荘の殺人文藝春秋 2013
  • 立原正秋果樹園への道中央公論社
  • 梁淑玲いすになった木PHP研究所 1999
  • 和田誠宮澤賢治童話の挿絵トムズボックス