ロシアも森の民ですから、森の悪魔がいます。レーシー——ロシア語で「レース」が森という意味です——は森の妖怪、森の精霊で、両頬が青みがかっている。彼の血が青い色をしているんですね。緑の飛び出した眼と密生した眉毛を持って、緑の長い髭をたくわえて、足は鶏の足のよう。
森に入ってくる農夫や漁師や旅人を迷わせて、良い人のように導いていくけれど、結局同じところをぐるぐる迷わせる。殺してしまうわけではなくて、最後は生贄になりそうな人たちを解放するという良い面もあるらしい。レーシーから守るには、左右の靴を入れ替えたり、服を裏返しに着るという方法があるそうです。
森の精霊のほかに、家の神やかまどの神、水の神もいます。家は дом というので、ドモヴォイ(Домовой)。水の神はヴォダー(voda)から。それぞれいるわけです。
木林文庫チャンネル「森の妖怪」 17:51 / 18:25 / 20:18
