6冊
2013年にエクリから出版した本です。ウェールズ・ケルトの伝説の吟遊詩人タリエシンの詩で、六世紀頃、イギリスではアーサー王が活躍したと言われる年代のものです。アーサー王が亡くなったのが532年とか542年と言われていて、タリエシンは円卓の騎士には名前がありませんが、アーサー王に付き従ったと言われています。当時のケルトは文字を持たなかったとされるので、口承叙事詩です。
The Battle of the Trees の原典を探していた時に辿り着いた本です。アイルランドには、紀元前15世紀頃に渡ってきたブリテン・アイルランドの祖先が、ある女神に率いられて来たという伝承があって、その女神がホワイトゴッデス、白い女神と呼ばれていたそうです。そのタイトルの本の中に、The Battle of the Trees が全部で96行の詩として書かれています。
円卓の騎士でもう一人有名なのがガウェインで、アーサー王の甥にあたります。物語としては荒唐無稽ですが、『指輪物語』のトールキンがまとめている『ガウェインと緑の騎士』があります。
木林文庫にある本です。この中に The Battle of the Trees という言葉が出てきて、それに出会った時、妻と一緒に大喜びして「これはエクリの本だね」と言いました。エクリ『木の戦い』はここから始まっています。
ウェールズの中世の幻想物語です。中野節子先生が訳されていると気づいて、『木の戦い』の翻訳をお願いしにお尋ねしました。井辻朱美さんも英訳からこの物語を訳されていて、そのご縁で『木の戦い』の翻訳をお引き受けいただきました。
ドルイドについては実はあまりよく分かっていないのですが、以前観た映画に『第九軍団の鷲』がありました。原作は少年少女向けの歴史小説を書いているローズマリー・サトクリフです。ローマ軍の五千人ほどの軍団が姿を消してしまうという史実があって、歴史書にも残っているけれど、どこへ行ったか見つからない。サトクリフはこれに物語を付けて、消えた軍団の軍団長だった息子が父の行方を探しに行く設定にしています。