僕は行く前からエリュアールが好きで、エリュアールをたくさん扱っている書店というのは、やはりシュルレアリスムの関係の書店です。リュクサンブール公園の真向かいにあった、ジョゼ・コルティという当時有名な出版書店。ブルトンやエリュアールの時からあった店です。去年行ったらもう無くなっていました。
そこのウィンドウで「POÉSIE ET VERITE 1942」という小冊子を見つけました。「詩と真実」という存在は知っていたので、ウインドウで見つけた時に買ったのね。書店の中を見るとエリュアールの本がすごくあって、だから僕のエリュアールの本は、ほとんどそこのジョゼ・コルティで見つけています。
この『詩と真実』の中の「リベルテ」というのは、「J'écris ton nom」=「君の名前を書く」というワンフレーズをずっと繰り返して、最後に君の名前というのが、恋人の名前を書くつもりが、リベルテ=自由になるという抵抗の詩です。
たぶんここにエリュアールが写っているんですよね。彼は第一次世界大戦に従軍していて、ブルトンも従軍していた。二人とも医療関係だったのかな。それで無事生還して、シュルレアリスムを起こすんです。
木林文庫チャンネル「パリ・モスクワ・ベルリンで「木」の本を探す」


