日本では、先日話した漱石の『夢十夜』がありますが、もっと古い鎌倉時代に明恵というお坊さんが『夢記』という夢日記を書いています。ユングの研究をしていた河合隼雄先生が『明恵 夢を生きる』という本を書いています。
今の僕が読んでも、お坊さんの記述なので内容が分からない部分が多い。仏教用語も多いですし。カフカの夢のほうが、逆に恐ろしいとはいえ分かりやすいですね。でも鎌倉時代にこういう夢語りがされている。王朝時代も紫式部にしてもたくさん夢の話を書いていますから、この時代の人にとって夢は非常に大きな要素ではあったのでしょう。
木林文庫チャンネル「カフカと夢」
