オリーヴの小道で

今江祥智  宇野亞喜良

今江祥智 文/宇野亞喜良 画『オリーヴの小道で』

オリーブは聖書にまず出てきます。ノアの時のオリーブの葉、キリストが最後の話をするゲッセマネ——橄欖山、つまりオリーブ山です。だからもっといろんな本があるのかなと思ったのですが、意外に少ない。冊数はそれぞれあるけれど、「これぞお薦め」というものが僕の範囲では見当たらなかった。

その中で印象的なのが、今江祥智さんと宇野亞喜良さんの『オリーブの小道で』です。つい数日前にルイジ・ギッリの写真展に行って、最後がモランディのアトリエを撮ったものだったのですが、この絵がまさにモランディなんですね。モランディのアトリエにいる。何というタイミングだと思いました。

これが素敵なのは、モランディさんが絵の中に入っていくところです。ファンタジーなのですが、絵も物語もとても素敵で。今江さんと宇野さんはとても良いコンビで何冊も一緒にされていますが、これも良い物語です。前書きのところに「モランディさんに」という献辞が捧げられています。

モランディと猫の見開き
同じ見開きの別カット
モランディさんが絵の中へ入っていく
前書きの「モランディさんに」という献辞

サイン本で、Ecrit宛に今江さんと宇野さんに書いていただきました。

扉に宇野亞喜良さんが Ecrit 宛に書いてくださった署名

木林文庫チャンネル「オリーブ収穫と本の話」

この本と結びついている本

ミハイル・レールモントフ

『葦』の絵も宇野亞喜良による