アリスについて言及している人を二つだけ挙げます。一つは宮沢賢治で、これを知った時は意外でした。『注文の多い料理店』の広告ビラに書かれた文章です。
「イーハトヴは一つの地名である。強て、その地点を求むるならば、それは大小クラウスたちの耕してゐた野原や、少女アリスガ辿つた鏡の国と同じ世界の中、テパーンタール砂漠の遥かな北東、イヴン王国の遠い東と考へられる。実にこれは著者の心象中に、この様な状景をもつて実在した ドリームランドとしての日本岩手県である」。ここで「アリスが辿った」と言っています。
木林文庫チャンネル「アリスとルイス・キャロル(後編)」