同じ詩人で北村太郎という人が『樹上の猫』というエッセイ集を出しています。一冊全部が猫の話ではなくて、中の一編が木の上の猫のことを書いている。とても短い話です。
この作家は猫が好きなのですが、しょっちゅう引っ越しをするので飼うことができない。集まってくる猫の中にすごく好きな猫がいて、その猫は鳥の集まってくる木を見て、しょっちゅうその木の下にいる。下から見上げているその様子が、自分も翼がほしいな、飛べるといいなという表情をしている——ということを書いた、二ページちょっとの短いエッセイです。
木林文庫チャンネル「「猫の木」コーナー」
