宮脇のキーワードは「その土地本来の木」ということである。「もったいない」のマータイ女史へのアドバイスも、ケニアに元から生えている木を植えなさい、だったという。
そして、彼が広く進めているのがドングリのポット苗。「ほっこり、ほっこり」「混ぜる、混ぜる、混ぜる」と、苗づくりに際して、宮脇が繰り返し唱える言葉は誰にでも伝わるおまじないだ。
著書の『苗木三〇〇〇万本 いのちの森を生む』や『いのちを守るドングリの森』に、広く遠く地球の緑を見はるかす宮脇の考え方が要約されているが、NHKの番組「日本一多くの木を植えた男」もアーカイブから見ることができるはずである。
館長のコラム「木を植える人たち」より