読んであげた絵本で強く印象に残っているのは、佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」です。100万回生きて100万回死んでも死ななかった猫が、初めて恋をして、白猫と仲良くなって、子どももたくさん産んで——その白猫が死んだとき、それまで自分を飼ってくれた人が亡くなっても泣いたことがなかったのに、ここで初めて泣きました、というところ。このページに来ると、どうしても声が詰まってしまうんです。さっきも孫に読んでいて胸が詰まりました。
読んでいて声が変わったのを、真怜に「あ、声が変わった」と言われたのを覚えています。子どもがどう聞いていたのかは分かりませんが、大人にも強く来る本です。

