林檎のコミックもあります。『千年万年りんごの子』というタイトルで、三巻本です。出だしが「自分は昭和二十三年に生まれた」というところから始まるのですが、ちょうど私も同じく昭和二十三年の生まれなので、それ自体にも惹かれました。
内容は青森の林檎園の話です。そこには言い伝えがあって、ある神様が宿ると言われている林檎の古木がある。その林檎を採って食べてはいけないという言い伝えです。その禁忌を犯してしまって悲劇が起こる。千年万年というのも、その言い伝えの中にある言葉です。
三巻フルに話を引っ張れる、魅力的なお話でした。コミックはどのジャンルでもそうですが、小説ではできないような広がりがあると思いますね。
木林文庫チャンネル「りんごの本」
