木林文庫の林檎のコーナー
Äpfel fürs Volk

Äpfel fürs Volk

Marina Heilmeyer

ドイツ語の本です。タイトルはうまく発音できないのですが、Äpfel fürs Volk。Äpfel はアップル、fürs は for、Volk はフォルクスワーゲンの「国民」ですから、直訳すれば「国民のための林檎」というような本です。

りんごのきにこぶたがなったら

りんごのきにこぶたがなったらA Treeful of Pigs

アーノルド・ローベル 評論社

変なものが生る木の絵本というと、『りんごのきにこぶたがなったら』があります。生るのはブタです。

林檎の木の下でThe View from Castle Rock

アリス・マンロー 新潮社 2007

『林檎の木の下で』(アリス・マンロー著)は「木」との関わりからではなく、小池昌代さんの書評に呼ばれて読んだ一冊。「狐の書評」で知られた山村修さんと小池さんの書評が私は好きだ。二人の言葉はいつも静かな誘惑で、読みたくなる本がこんなにもあるという高揚感に導いてくれる。引用は的確で美しい。

Le Cidre: Bibliographie exhaustive

Le Cidre: Bibliographie exhaustive

ジャック・ジュベール

『Le Cidre』はパリの書店で見つけたシードルの完本ですが、その前にブルターニュの話から。シードルはブルターニュの名産です。ブルターニュではシードルと、そば粉で作ったガレットを一緒に食べるのがスタイルで、去年フランスに行った時は最初にブルターニュから入りました。泊めていただいたお家では、ブルターニュと言ったらこれでしょうと、シードルとガレットを焼いてくださって。

おばけリンゴ

おばけリンゴ

ヤーノシュ

木林文庫で一番多いのは林檎の本です。どれくらい持っているのかと思って数えてみたら、百二十冊以上ありました。十年前に木林文庫についての冊子を書いた時にも、やはり林檎について一番最初に書いています。その時点では二十五冊でしたから、その後に約百冊増えた勘定になります。

林檎の礼拝堂

林檎の礼拝堂

田窪恭治 集英社 1998

ルターの本で林檎は宗教絡みという話をしましたが、それに近い本があります。タイトルが『林檎の礼拝堂』。数年前——震災の後ぐらいだったかな——現代美術館で、田窪恭治さんが描いた林檎と、四国の大きなお寺の障壁画を合わせた展示がありました。

千年万年りんごの子

千年万年りんごの子

著者不明 2012

林檎のコミックもあります。『千年万年りんごの子』というタイトルで、三巻本です。出だしが「自分は昭和二十三年に生まれた」というところから始まるのですが、ちょうど私も同じく昭和二十三年の生まれなので、それ自体にも惹かれました。

ポム・プリゾニエール

ポム・プリゾニエール

著者不明 2014

ポム・プリゾニエールというタイトルのコミックが一冊あります。タイトルだけがポム・プリゾニエールで、中身はそれらしいお酒を飲んだ絵は入っていますが、瓶は全然出てこない。林檎を齧っている絵ですけどね。

APFELWUNDERApfelwunder

著者不明

ドイツ語で分かる単語は四つか五つぐらいしかなくて。ただし「木」と「林檎」は解るのよ。「森」も解る。

りんご三兄弟の話

りんご三兄弟の話

著者不明

いわゆる普通の本とは違うのですが、木林文庫に遊びに来た女の人が私家版を作っていて、タイトルが面白いのでここに置いてあります。「りんご三兄弟の話」。私家版で百部作って、僕がもらったのは四番目です。うちは子どもが三兄弟ということもあるし、りんごのコーナーにいいなと思って置かせてもらっています。

ルターのリンゴの木

ルターのリンゴの木

著者不明

絵本や童話以外の林檎の本で一番気になったのが、この一冊です。「たとえ明日世界が滅びることを知ったとしても、私は今日林檎の木を植える」——マルチン・ルターの言葉と言われている、有名な言葉ですね。

Apples and Olives

Apples and Olives

Lee Friedlander

木林文庫を始めた頃、わりと最初の段階で教えてもらった本です。林檎の本を探しているという話をしたら、『Apples and Olives』というのがありますよ、と。良い写真集です。モノクロですが。

その他の林檎の本

  •  砂漠の林檎河出書房新社 2023
  • C.W.ニコルりんごの花さく湖Fun House Books
  • dans la natureももの木 なしの木 りんごの木mille books 2011
  • ElenaTutatchikova林檎が木から落ちるとき、音が生まれるtorch press 2016
  • Goerel Kristina NaeslundUNSER APFELBAUM
  • あすなひろし林檎も匂わないエンターブレイン 2008
  • アルブレヒト・リスラーフーベルトとりんごの木講談社 2001
  • イエラ・マリ、エンゾ・マリりんごとちょうほるぷ出版 1976
  • ウィリアム・メインりんご園のある土地岩波書店 1969
  • エリナー・ファージョンリンゴ畑のマーティン・ピピンMartin Pippin in the Apple Orchard岩波書店 1972
  • カタリーナ・クルースヴァルエレンのりんごの木評論社 2009
  • ジェーン・レイリンゴのたねをまいたおひめさまThe Apple-Pip Princess徳間書店 2009
  • ソーヤークリスマスのりんご福音館書店 2012
  • チャルカりんごの木の村でヴィレッジブックス 2006
  • テオ・レシーグみんなのあたまにりんごが十こTen Apples Up On Top!日本パブリッシング 1968
  • デボラ・ホプキンソンリンゴのたびApples to Oregon小峰書店 2012
  • トレイシー・シュヴァリエ林檎の木から、遠くはなれてAt the Edge of the Orchard柏書房 2017
  • なかえ/よしをりんごがたべたいねずみくんポプラ社 1975
  • なかむらかこしあわせなりんごの木ほるぷ出版
  • パスカル・ド・ブルゴアンりんごの本岳陽舎
  • パホーモフりんごころりん岩崎書店 1973
  • フェリドゥン・オラルゆきのなかのりんご復刊ドットコム 2017
  • フランク・アッシュリンゴとカラス麦評論社 1992
  • ヘレン・オートンリンゴ園のミステリーMystery in the Apple Orchard学研 1972
  • マイケル・ポーラン欲望の植物誌The Botany of Desire八坂書房 2003
  • マニュエラ・レポレッシひっこしをしたりんごのき学習研究社 2001
  • マルタコチりんごおじさんとりんごおばさん学研
  • ミラ・ローベリンゴの木の上のおばあさん学習研究社 1969
  • ユードラ・ウェルティ黄金の林檎晶文社 1990
  • ヨレル・K・ネースルンドりんごのえほん偕成社 2008
  • ルイス・スロボドキンりんごの木の下の宇宙船The Space Ship Under the Apple Tree
  • レオ・ペルッツどこに転がっていくの、林檎ちゃんWohin rollst du, Äpfelchen筑摩書房 2018
  • 安西水丸りんごりんごりんごりんごりんごりんご主婦の友社 2018
  • 安房直子ひめりんごの木の下でクレヨンハウス 1993
  • 会津伸スイスのリンゴ松籟社 1992
  • 角野栄子リンゴちゃんのおしごとポプラ社 2025
  • 笠原正雄リンゴの木の神さまPHP研究所 2019
  • 吉村和敏林檎の里の物語主婦と生活社 2006
  • 熊谷まちこ白い風とりんごの花PHP研究所 1997
  • 古畑恒雄林檎童子角川学芸出版
  • 後藤竜二ひとりぼっちのりんごのきポプラ社
  • 荒井良二チロルくんのりんごの木NHK出版
  • 今関あきよしカリーナのりんご子どもの未来社 2012
  • 今江祥智リンゴの木の下で理論社 1989
  • 今西祐行りんごとバイオリン講談社 1986
  • 佐藤淑子りんごのふしぎSauerländer
  • 三木卓りんごかまくら春秋社 2000
  • 山田太一ふぞろいの林檎たち大和書房 1983
  • 司修リンゴ わらべうたによるほるぷ出版 1994
  • 志村志保子林檎の木を植える集英社 2013
  • 若狭純子りんごをのせて現代短歌社 2017
  • 舟崎克彦悪魔のりんご小学館 2006
  • 重信房子りんごの木の下であなたを産もうと決めた幻冬舎 2001
  • 小池洋男リンゴの絵本農山漁村文化協会 2003
  • 松谷みよ子えんやらりんごの木偕成社 1978
  • 松本猛りんご畑の12か月講談社 2012
  • 松葉口忠雄りんごのうた岩崎書店
  • 新倉百恵林檎の木ふらんす堂 2013
  • 神沢利子林檎の木のうた童心社 1979
  • 石川拓治奇跡のリンゴ幻冬舎 2008
  • 川西蘭林檎の樹の下で集英社 1993
  • 村上政彦ハンスの林檎潮出版社 2006
  • 中島睦子おじいちゃんのりんご福音館書店 2001
  • 中野真典りんごちゃんBL出版 2013
  • 町の工務店ネット、チームおひさまリンゴのような家新建新聞社 2013
  • 藤元眞紀子りんごりんごネット武蔵野 2004
  • 柏葉幸子りんご畑の特別列車講談社 1989
  • 俵万智りんごの涙文藝春秋 1989
  • 片山良子明日も林檎の樹の下で暮しの手帖社 1999
  • 北嶋廣敏林檎の現象学アディン書房 1982
  • 北嶋廣敏林檎の社会学アディン書房 1983
  • 北嶋廣敏林檎の神話学アディン書房 1981
  • 木谷恭介津軽りんご園殺人事件光風社出版 1995
  • 養老孟司リンゴはなぜ木の上になるか岩波書店 1987
  • 鈴木康広りんごとけんだまブロンズ新社 2017
  • 壺井栄リンゴのふくろ大日本図書 1968