Äpfel fürs Volk

Äpfel fürs Volk

Marina Heilmeyer

『Äpfel fürs Volk』。天も小口も赤く塗られている

ドイツ語の本です。タイトルはうまく発音できないのですが、Äpfel fürs Volk。Äpfel はアップル、fürs は for、Volk はフォルクスワーゲンの「国民」ですから、直訳すれば「国民のための林檎」というような本です。

本の作りがすごく綺麗で、天も小口も赤く塗ってある。ページ番号——ノンブルの下に、林檎の可愛いイラストレーションがどのページにも入っている。林檎の歴史なので様々な図版が入っていて、僕はドイツ語が読めないので内容は全然分かりませんが、なかなか素敵な本です。それぞれの図版がとっても綺麗だと思います。

木林文庫チャンネル「りんごの本」

木林文庫に洋書はほとんど入っていない。しかし、せっかくの機会なのでせっせと書店巡りもした。「庭師」という名のパリの書店で「木にまつわる本を探している。とくにリンゴ本が欲しい」と尋ねると「こんなのもありか」と持ってきたのが”Le Cidre”(シードル)という林檎酒の本。A4変型の上製本で400頁ほどの大著だったけれど、林檎の酒はシードルもカルヴァドスも好きなので躊躇なく購入。「魔の山」という名のベルリンの書店では”Äpfel fürs Volk”(直訳すると「国民のためのリンゴ」)をみつけた。こちらは小ぶりだけれど、天と小口が赤く着色され、ノンブルの位置には可愛らしい林檎が配されていて、実に美しい造りだ。

館長のコラム「もっともっと、りんご」より