木々は八月に何をするのか

レーナ・クルーン 末延弘子 新評論 2003

『木々は八月に何をするのか』はフィンランドの現代作家クルーンの短編集で、書名を含む七つの短編で構成されている。「木々は八月に何をするのか、花の知識はどこにあるのか、時の時計は何か」と矢継ぎ早に突きつけられた質問とともにボタニカル・ガーデンを踏み迷う青年。「植物の神秘生活」を巡る探究の、異界への旅行記とも云うべき寓話だ。

館長のコラム「タイトルに惹かれて」より