本としてはタイトルから『リュシェンヌに薔薇を』。書いたのはローラン・トポール、フランス語で書く作家で、出自はポーランドでしょうか。一時すごく評判になって、どういう話か分からなくて読みました。フランス語で書いてあるのに、このタイトルだけ英語になっているんです。
元のタイトルは『Four Roses for Lucienne』。四本の薔薇をリュシェンヌに。本当はそのタイトルでないと意味が伝わりません。なぜ四本の薔薇なのか、という話ですから。
ローラン・トポールはとても奇妙な作家です。最初に名前を知ったのは、フランスに行った時に『プラネット・ソバージュ』という短編映画があって、彼のイラストレーションで出来た映画でした。日本でも『ファンタスティック・プラネット』として公開されたようです。映画自体はファンタスティックとはちょっと違うなと思いましたが、タイトルとしてはとても意味深です。
木林文庫チャンネル「薔薇の本」 21:17 / 21:43 / 22:13