ロシアへ行った時に買ってきた画集です。この中のライラックの絵に惹かれました。
ヴルーベリはいろいろあって、最後は目もだんだん見えなくなり、デーモンと格闘して制作しているうちに精神を病んで、わりと若くして亡くなりました。不遇だった。このクリスタルのライラックを描いた頃が一番幸せな時期です。舞台美術もやっていたので、オペラの女主人公の歌手と結婚した。
詩の『デーモン』も女性に恋をして落ちてしまうでしょう。ヴルーベリにも昔、報われない恋人がいて、悲惨な思いをずっと続けていた。二人とも報われない愛の人生を歩んできた。結婚した次の年に子どもが生まれるのですが、その子も障害があって、そのあたりからどんどん精神を病んでいって、最後は画家なのに目が見えなくなって亡くなる。とても哀しい人生です。
木林文庫チャンネル「ライラックの詩」
