シャルトルの大聖堂で有名な、パリから一時間ほどのシャルトル市がやっている美術館で、クートラスの大きな個展がありました。「クートラスの世界」というタイトルだったかな。展示されている量というのはものすごくて。
皆川さんもそれをご覧になって、僕はこの絵を一生かけて観ていける量がここにあるんだ、そういう作家に出会ったのは初めてだと、後でおっしゃっていました。それくらい彼は衝撃を受けていて。
僕もその作品、特にグワッシュが多くて。戻ってきてすぐ、グワッシュの作品が素晴らしいからグワッシュの作品集も出したいと言って、グワッシュだけを集めた『僕のご先祖さま』という作品集を出しました。

やはりグワッシュって不思議なテイストがあって、もちろん油とも違う。ちょっと時代離れをした、国籍も不明なような印象がありますね。
無境で最初にクートラスの作品を見た時にもそう思ったけれど、どこの国とも知れない。宗教的な要素もあるけれども、もっと古代の要素も感じられる。
木林文庫チャンネル「一夜に一枚、靴箱に描き続けた画家「ロベール・クートラス」」
