木林文庫で一番多いのは林檎の本ですが、二番目がどんぐり関係です。確かに多い。その中でも多いのが宮沢賢治の『どんぐりと山猫』で、六冊あるのかな。
『どんぐりと山猫』は絵本になりやすいんですね。そして作家の人は、山猫の「黙れっ!」というところを描きたくなるんだよね。


六冊全部違っていて、一番好きなのは田島征三の山猫が叫ぶところ。「黙れやかましい! ここを何と心得る、静まれ静まれ」——この顔がなんとも言えず迫力があります。英語版もあって、『WILDCAT AND THE ACORNS』といいます。



僕が好きなのは畑中純です。『まんだら屋の良太』というすごく面白いシリーズの漫画を描いていた人で、その彼が『どんぐりと山猫』の挿絵を描いている。この間札幌へ行った時に畑中純のコーナーがあって、残念ながら『どんぐりと山猫』のカードはなかったのですが、『風の又三郎』がありました。よく見るとドングリも飛んでいる。彼の版画はとても良くて、気に入って持っています。


木林文庫チャンネル「どんぐりの木」
