どんぐりと山猫

宮沢賢治

『どんぐりと山猫』の四つの版

木林文庫で一番多いのは林檎の本ですが、二番目がどんぐり関係です。確かに多い。その中でも多いのが宮沢賢治の『どんぐりと山猫』で、六冊あるのかな。

『どんぐりと山猫』は絵本になりやすいんですね。そして作家の人は、山猫の「黙れっ!」というところを描きたくなるんだよね。

別の版
別の版

六冊全部違っていて、一番好きなのは田島征三の山猫が叫ぶところ。「黙れやかましい! ここを何と心得る、静まれ静まれ」——この顔がなんとも言えず迫力があります。英語版もあって、『WILDCAT AND THE ACORNS』といいます。

田島征三の絵。「黙れやかましい! ここを何と心得る、静まれ静まれ」
英語版『WILDCAT AND THE ACORNS』。拾い集めたどんぐりと一緒に
別の版

僕が好きなのは畑中純です。『まんだら屋の良太』というすごく面白いシリーズの漫画を描いていた人で、その彼が『どんぐりと山猫』の挿絵を描いている。この間札幌へ行った時に畑中純のコーナーがあって、残念ながら『どんぐりと山猫』のカードはなかったのですが、『風の又三郎』がありました。よく見るとドングリも飛んでいる。彼の版画はとても良くて、気に入って持っています。

畑中純が挿絵を描いた版
畑中純の版画『風の又三郎』。よく見るとドングリも飛んでいる

木林文庫チャンネル「どんぐりの木」

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