エクリで出した『デーモン』を出す時も、いつもお願いみたいな感じで行くんですが、トレチャコフの彼女が「デーモンなのね」と言って、連れて行ってくれたのね。挿画のヴルーベリの部屋を、私たちだけに開放してくれて、全部観せていただいた。それも誰もいないんだもんな。
その時に、ヴルーベリならここに全部書いてあるわよと言って。トレチャコフ美術館の地下に図書コーナーとか書店があって、そこにだーっと並んでいる百科事典の中の、ヴルーベリの項というその巻をくださったんです。
これをくださったんだけれど、とにかく百科事典だから重い。ここのヴルーベリの項を読みなさいと言って。普通の百科事典です。これは色が悪いね。さすがに百科事典だから仕方ないけれど。
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