エクリが出版を始めたのは二十年ほど前で、しばらくは木林文庫ということはありませんでした。何冊目かに、長田弘さんの詩と、樹だけを描いている日高理恵子さんという方の絵——この二人の作品を合わせると面白い本ができるのではないかというので作ったのが、『空と樹と』です。木にかかわる本の最初ですね。
ある編集者の方がこの本をご覧になって、うちの最初の書棚も見て、高知の牧野富太郎植物園で樹の本と樹にかかわる言葉を展示しようという話になりました。牧野富太郎は、二年ほど前にNHKで伝記的なドラマが放送された植物学者です。それがきっかけで『樹と言葉』という本を作り、木の本を集めると面白いかなと集め始めたのが、木林文庫のはじまりです。

木林文庫チャンネル「エクリと木林文庫のはじまり」
